消防士になるためには?仕事内容は?どんな人に向いている?

学生
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消防士になりたい、消防の仕事に興味があるけれど…

転職考え中
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どんな災害現場に出場するの?

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災害対応していない時は、ずっーと訓練しているの?

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訓練以外は、どんな仕事をしているの?

学生
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どんな人が消防士に向いているの?

と想いや悩みを巡らせているのではないでしょうか?

この記事では、これらの想いや悩みを
『東京消防庁もとレスキュー隊長』の『バリー』が今までの経験から解説・アドバイスします。

最後まで読んでいただけたら、消防の仕事内容消防士に向いている人がざっくり分かると思います。

ちなみに私は、

バリー
バリー

消防士は「やりがい」があって最高!

プライベートも充実させてくれて感謝!

って想っている幸せものです。

消防士になりたい興味がある方にとって、この記事が消防の世界に足を踏み入れる『きっかけ』になってもらえると嬉しいです。


消防士になるためには


消防士になるために特別な資格は必要ありません。

公務員試験で、筆記試験に合格し、体力・面接試験で適性だと認められれば、消防学校に入学します。

消防学校で給料をもらいながら、消防士に必要な知識や技術を身に付けて、消防署に配属されます。

そして、火災などの災害現場に出場するのです。

都道府県(自治体)により少しの違いがあったりしますが、これが一般的な流れです。

消防士になるには、公務員試験で合格できる学力を身につけ、体力・面接試験で適正だと認められることが必要です。

消防士に向いている人


私の経験から話させてもらいます。

『想い』が大切です。

消防の仕事は、すべて『人助けに繋がっている』という想いです。

この『想い』が消防士として成長させてくれるし、頑張ることができると思います。

この『想い』を持ち続けられる人が消防士に向いていると思います。

消防士に必要な知識や技術は消防学校で教わります。配属された消防署でも隊長や先輩が教えてくれます。
体力的な面も自然と鍛えられ、身に付いていきます。
だから大丈夫。

全身で『やりがい』を感じたい人は、ぜひ消防士を目指しましょう!

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消防の仕事内容


消防の仕事は、大きく分けると災害対応訓練事務の3つになります。

災害対応は「消火活動」「救助活動」「救急活動」

「消火活動」は皆さんイメージしやすいと思います。

家が燃えていたら、消防車が近くの消火栓から水を吸いあげて、ホースを伸ばして消火をする。

消防士が空気呼吸器を使って自らの呼吸を確保して、命綱をつけて家の中に入り、逃げ遅れた人を助ける。

こういった災害対応になります。


「救助活動」は、交通事故、印刷機に手を挟まれた事故、橋からの転落事故などで人を助けます。

バリー
バリー

一つ救助活動現場を紹介します

「〇〇駅、人がホームから転落し、電車の下で動けなくなっている」という現場です。

エアーマットを電車の下部に敷き、エアーマットを空気の力で膨らませ車輪を持ち上げます。

車輪が少し持ち上がったところで救出し、救急車で病院に運びます。

こういった災害対応になります。


「救急活動」も消防の仕事です。


具合の悪くなった人やけがをした人を応急的に処置をして救急車で病院まで運びます。

もちろん、火災現場や救助活動現場で救出した人も病院へ運びます。

また、災害現場で消防隊員が具合が悪くなってしまった場合やケガをしてしまった時に応急的に処置をすることがあります。

こういった災害対応になります。


バリー
バリー

災害対応の種類は、たくさんあるので、のちのちエピソードを語っていきます。


訓練は「火災訓練」「救助訓練」「救急訓練」

訓練は、さきほど解説した災害をイメージした環境を作って行われます。

どう環境を作るかと言うと


「火災訓練」は、訓練用の建物に発煙筒やスモークマシーンで煙を出して、火災現場のイメージした環境を作ります。

ここで、ホースを伸ばして放水する訓練逃げ遅れた人を助ける訓練をします。


「救助訓練」は、《具合の悪くなった人が高い場所で身動きがとれない》《重量物の下敷きになって身動きがとれない》現場のイメージした環境を作ります。

ここで、様々な資器材《ロープ・担架・ジャッキなどなど》を使い助ける訓練をします。


「救急訓練」は、具合が悪くなった人やケガをした人をダミー人形でイメージした環境を作ります。

ここで、心臓マッサージ、人工呼吸、外傷の処置などの訓練をします。


バリー
バリー

ざっくりですが、訓練はこんな感じです。

消防士なりたての時は、いきなり難しい訓練はしません。

基本的な《自身が身に付ける装備品の扱い方》や《人を救出するための資器材の扱い方》や《ロープの結び方》から始まります。

だから安心してください。


事務は、「総務課」「予防課」「警防課」

事務の分野は、都道府県(自治体)により多少違いがありますが、だいたいこの3つが中心です。


「総務課」は、職員の待遇や職場環境を整える事務を行います。

人事担当は、職員の資格を把握して適した*部隊に配置する。

バリー
バリー

*部隊とは、ポンプ隊、はしご隊、レスキュー隊、救急隊のことです。

総務担当は、出場手当や超過勤務手当を請求したり、消防署建物の壊れた箇所を修理したりします。

経理担当は、事務用品を買ったり、コピー機のレンタル契約をしたりします。

普通の会社と同じですね。


「予防課」は、災害を予防する事務を行います。

予防担当は、新しく建築する建物に消火器や火災報知器などの設備が必要かどうか判断する。

立入り検査担当は、建物を見に行き、火災が起きたときに危険なところがないかチェックしに行く。

火災調査担当は、火災が起きた建物に行き、何が原因で火災になったのか調べる。

イメージしづらいと思いますが、どの担当も《災害を未然に防ぐ》《災害が起きても被害を小さくする》ことを目的にしています。


「警防課」は、災害に対応するための事務を行います。

消防担当は、災害で活動した部隊の行動をまとめ、次の災害活動に活かすため、計画を立てる。

防災担当は、災害が起きたら、近所の人同士で連携して災害の被害を小さくするように協力してもらう。

機械担当は、消防車や災害で使用する資器材を管理したり、メーカーに修理を申請する。


バリー
バリー

ざっくりですが、事務はこんな感じです。

消防士も災害対応や訓練の合間にこのような事務を行います。

少し疲れている時もありますが、事務も「人助けに繋がっているんだ!」と思うと頑張れるものです。

まとめ


消防士になるためには、都道府県(自治体)が行う公務員試験に合格しましょう。

特別な資格は必要ありません。

公務員試験に合格すれば消防学校や配属された消防署で隊長や先輩が色々と教えてくれます。


ただ一つ、想いをしっかり持っておくことが大切です。


消防の仕事は、すべて『人助けに繋がっている』という想いです。

この想いを持っていれば、消防士として成長させてくれるし、消防士に向いている人へと自然になっていきます。

バリー
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